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夢かうつつか・・・

夢かうつつか・・・

長い間途絶えていた書き込みが再会されました。
ご無事でと何よりとホッとしました。

生きた証 1 田舎のトンビ - 2011/05/18(Wed) 02:47 No.5763

泣き寝入るともう夢か現実か区別もつかない、いつしかの記憶が映画の様に蘇る。
そう、忙しすぎてここには書かなかったけど夢じゃない。確かに記憶だ・・

あれは郡山で査察を宇都宮の「中外」といわきの「あすか」に別れた後だったろうか。たしか新潟の第2普通科連隊の
兵員輸送車の荷台に便乗した時の事だった。ゴトゴト揺れる車内で同乗の隊員に「海岸へは近づかない方がいいよ」
と言われ滅入っいてしまった後、「何か・・その・・もう少し元気が出るような、明るい話題はないっすかね?」
と問うた。そしたら他の同乗してたこの小隊で一番偉そうな〇〇一曹が口を開いた。「そうですね・・・先輩の隊が今、
宮城へ展開しているんです、3月13日頃だったかなぁ そこでね・・」

その普通科連隊は炊き出しのため、ある避難所に着いた。準備をしていると津波にやられた多くの地元民の中に
どういう訳か若い外人の男女がいる。スペインからの新婚旅行でバックパッカーの旅をしている時、津波にのまれた。
奥さんは無事そうだったが、バックを取りに戻ったご主人は第2波にのまれて右腕を骨折していたそうだ。
寒く広い体育館には石油ストーブがひとつだけで、この外人夫婦の隣には地元のおばあちゃんが寝そべっていた。
このばあちゃん、両目を包帯でぐるぐる巻きにしている。聞くと地震の中、陶器かガラスの破片で両目をやられたらしい。
夜になってぐっと冷え込み、外人さんの夫は腕が痛むらしく、うめき声が聞こえる。
と、その痛む手にそーっと伸びるもう一本の手。「誰ですか?」とその外人さんが聞いた。
手の正体は隣の、目の見えないばあちゃんだった。

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生きた証 2 田舎のトンビ - 2011/05/18(Wed) 02:51 No.5764


一曹の話は続いた。ばあちゃんはこう言ったらしい。

「おめ、腕を怪我すてだのけ?」
「こん包帯、濡れとるんでねか。どれ、交換してやっか。」
スペイン人の夫はたどたどしい日本語で、
「でもアナタ、アナタも眼が痛くてその眼は見エナイですね?」
と遠慮した様子だった。そしたらそのばあちゃん、
「心配すんな。おめと違っておらにはまだこの両腕が残ってぇだよ。」と答え、外人さんの腕から
濡れた包帯を外し、やおらばあちゃん持参の袋を弄り始めた。そして布束を掴みだすと手で確かめ、
「こりゃダメだ。ンヌ(犬)印だな。今はおめ様に用はねぇ。はっはっ(笑)。」
暫くしてばあちゃんは新しい包帯を探し出し、外人さんの腕に添え木を付けて固く巻き始めた。
「おら、産婆してた。だども村に医者はね。んだばらおら、何でもすた。手は覚えてんだ。」
とばあちゃんは金歯の少し残った口で笑ってから、
その細い手で自分の何倍も太い腕にしっかり包帯を巻きつけていった。
その外人夫婦には「産婆のばあちゃん」の言ってる意味が良く判らない様子だったが、
とても感謝していたらしい。

翌日の朝、ばあちゃんは静かに一生を終えた。低体温症だった。
それを見ていた若い隊員は口唇を震わせて泣いていたらしい。
あまりに切ない光景だが、その先輩自衛官は〇〇一曹にこう伝えたという。
「本当の日本人の姿を後輩の隊員に見せてやれて良かった。
 あの人の魂は我々の心の中でもう二度と死ぬ事はない。」
と。  

この話は効いた・・。報道される事も注目を集める事もない、平凡な路傍の石として生きながら、
いざという時には人として・日本人として一遍の恥ずべき事も、悔いる事も無く行動して、そうして
外人さんの腕に残していったばあちゃんの「生きた証」。
それはあまりにも誇り高く、崇高なものに見えて・・自分は涙を止める術がなかった。


以上  
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これを読んで私も涙を止める事が出来ませんでした。
トンビさんが仰る事がとても心に染み入ります。そして言葉を無くしました。

まるで映像を見ているように頭の中に入ってきます。
若い自衛隊隊員さんの慟哭が耳の中にこだまして、本当に崇高で誇り高く・・・愚痴も云わず、運命を受け入れられて
黙って命を終えられた事が私には堪らなく切ない・・・もっと早く政府が動いたなら・・・。(号泣)

自衛隊の方々には本当に心から感謝します。
それにトンビさん、日本の薬品業界の為に命を削ってくださっています。
中性子を被弾され、ただいま、放射線とバトル中です。しかも信じられないほどの量です。
良く命があったものだと、きっと妹さんや、ご両親のご加護のお陰でしょう。
全快出来ますようにと、遠くから祈らせていただきます。。。

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