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2008.05.23 (Fri)

闇の子供達を読んで

感想は”とても悲しい事、でも目を背けてはいけない”と言うことでした。
この本を読もうと思ったときにある人のこの本についての感想を読みました。
数人の方を読んで読むのが怖くなりました。

感想はそれぞれでしたが内容があまりにも厳しい描写で書かれていること。
そこまで書かなくてはいけないのか、リアルに書かれているからこそ真実味が
あるのでは?等々

Amazonでは4〜5週間待ち。セブンでも同じ扱い。
いつも行く書店に置いてないか行って見ましたがありませんでした。
次の日に3店舗を回ってようやく見つけました。 
読みたいときに読める幸せ、です。

ある程度読みたいと思っていたので寝る前に少し読みました。
そのときはあまり感じなかったのですがもう少し読みたいと思いましたが
次の日の楽しみにと1章だけにしてやすみました。

読み始めて暫らくしたら幼児売買のシーンから物語りは進んでいきます。
買い取られた子供は売春窟へと誘われ調教と言う名で恐怖を植えつけられて行きます。
たった8歳で何もしらされることもなく泣きながら親元から離されてゆく・・・其処に
どんな未来が待っているのかも知らずに。

姉は二年後にエイズに罹りビニール袋に入れられゴミ収集車でゴミ山に捨てられます。
其処から這い出て弱った身体で生まれ育った村に帰り着きます。
空腹でゴキブリやクモを食べながら・・・。
最後には蟻に喰われている姿を見て父親がガソリンをかけ火を放つ。

二年前に姉も同じように売られていった道を今度は妹が通って行く。
連れてゆく人買いの男は元ストリートチルドレン。
飢えと孤独とに耐え一人生きていくことを学んだ、そのことに誰も無関心でいて
同じ境遇の少年少女を食わせてやっていると自負する。
彼もまた闇の子供達といえるのではないでしょうか?

ボスのところに連れて行き売春窟に閉じ込めて「調教」が始まる。
泣くとタバコの火を押し付け、殴る、蹴る、鞭打つ、身体に恐怖を植え付け
それに支配されてゆく。
言う事を聞かないと食べ物ももらえない、火を押し付けられる、
恐怖は子供達を飲み込んで行く。子供達はなにも抵抗できずに意思を奪われてゆく。

そこで自分たちがしなければならない事を見せられ体験させられる。

支配者達に言われるままに先に売られてきた子供達によって
性交渉(10歳くらいの子供達)の場を見せられ、子供達を連れてきた男と
見張りの男がかわるがわるに子供達を陵辱する。

このあたりで吐きそうになり読むのを止めようかと本を閉じました。
知らなくてもいい事を知る必要もなく、何か出来るわけでもなく、何故この本を
選んだのだろう?何故あんなに必死になって探したんだろう?と
自分を責めました。

どこまでが事実でどこからが作り事なのか・・・。
かなり前になりますがインドとタイのある村に臓器を売って生活をしている村が
あると読んだことがあり、またニュースでここを取材した番組を見たことがあります。

ネットで虐待で出来た痣やら、火傷のあとを撮った写真を見たことがあります。
其処から救い出された子供達の身体につけられた傷跡が生々しく写し出されていました。
そこで人身売買についても触れられていたことを思い出しました。

横道にそれましたがあまりに悲惨な内容に先行きこれでは読み進むことが
出来ないのではと憂慮しながらももう一度本を手に取りました。
知らないでは済まされないそんな気持ちと共に。

先に書いた人が書かれていました。
同年齢の子供さんを持っていらっしゃって「夏休みに入ってうちの娘は目が覚めたら
今日は何をしようかと希望で目覚める、ここの子供達は絶望で目覚める」と。

一気に読み終えて残ったモノは焦燥感と受け入れがたい現実。
度々出てくる子供を売る親が悪いんじゃない、買う人も悪くない、そうでもしなければ
生きて行けない現実がそこにあるから・・・。
疲弊しきった政府と悪人と警察は癒着していて犯罪者を金の力で解き放ち
全てが金と権力の上に成り立っていて貧しいものからの搾取で成り立っていると。

経済大国といわれる国の人は途上国の貧しさの中に成り立っている。
安い賃金で劣悪な環境で働かされ其処から搾取して経済大国は成り立っていると
言われたなら私にはどうしようもない。

見えないんじゃない、見ようとしないから見えないだけ。
ストリートチルドレンはそこかしこにいる。
観光客はそれも観光の一部として見ているから見えないだけと記しています。

この本では幼児売買、幼児売買春、臓器売買、などが赤裸々に描かれています。
そこにいるのは先進国と言われる人々。この国からも逮捕者が出ています。
ペドファイル(幼児性愛者)ひとつ言葉を覚えました。

貧しさは決して罪ではないのに・・・。

テーマ : 読書感想 - ジャンル : 本・雑誌

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