うちにいたシェパードの話

まだ子供が小さいときに小学生くらいのときですね。
シェルティが3頭、シェパードが1頭。そしてあひるが5羽。

アヒルは番だったので犬舎の横に土を入れていたのでそこに入れていました。
玄関のガレージの下に犬舎があってそこからアヒルのところに行けます。番の為に卵を産んで困ったので近所の人に食べてもらいました。
鶏より一回り大きいんです。
腑卵器を使って孵化させてみたり、子供たちにヒナがたまごを割って
出てくる様子などを見せて生命の神秘、命の重みなど実体験として育ててきました。
 
買ってきた当時ベビーバスに水を入れてその中で水浴びさせたりして
何だか声がしなくなりました。気になって見に行くとシェパード(エリー)が抱いているんですよね。
それで舐めまわして・・・
生きた心地がしなかったと思います(笑)

でもエリーは食べる気なんかまったく無いんです。
きっとあまりにもうるさいので可哀想にとでも思ったんでしょうね。
抱いて温めていたんだと思います。
死にそうな声を聞いて、エリーを見て大笑いしました。

何故かヒナもなついて・・・犬舎のほうに行ってエリーの懐に。
朝起きるとエリーを筆頭にシェルティー3頭、アヒル五羽エリーを先頭に川へ、橋のところまで行くと、アヒルは勝手に川に飛び込みます。

誰もついていかなくても、ケージを開けて犬舎をあけて
アヒルの鍵を外すとちゃんとエリーが川まで連れて行って後ろから
見ているとその行列がなんとも言えず可笑しいんです。

ちょっと評判になりました。
夕方になるとアヒルたちは岸辺で待っているんです。
子供たちと一緒に岸辺に下りると一羽ずつ上に上げるんです。

それからお尻を振り振りエリーの後について家路につきます。
勝手に追い込んでそのまま散歩に

夏の暑い時期は夜になってから行くんですが、川に必ず行きます。
石を投げてとうるさく言うので川に向かって小石を投げ入れるのですが潜って取ってきます。
飽きるほど遊んだらしばらく歩いて帰ってきます。
どんなときでも一時間は行かないと治まりません。

とにかく賢い犬でした。

そんな夜に遠くで猫の声が、しかも仔猫。
家族で散歩に行くんですがエリーがいません。

しばらくすると一匹の仔猫。また何処かへ行ってまた一匹。
ペロペロ舐めてじっと顔を見るんです。
つれて帰れということです。
まだ目も開いて無くてえさも食べられない状態
生まれて間もない仔猫を箱に入れて捨てたようです。しかも川に

その声を聞きつけて探しに行ったようでした。
タオルに包んでつれて帰ったんですが、エリーが必死になって舐めたんですがあまりにも小さく、濡れてからだが冷え切っていたのでしょう。
数時間後に息を引き取りました。
エリーが家の中に入って抱いて暖めて舐めて乾かしてお母さんに
なったことも無いのにその姿に私たちも必死でした。

病院は開いていませんでした。
電話を貰ったときはすでに逝ってしまった後でした。

次の日散歩に行って川を見ると潰れた箱がたまりの中で打ち上げられていたそうです。

一匹だけ死体が見つかったから埋めてきたと言ってました。
ひどいことをする人がいて物言わぬ犬が哀れを感じたのかつれて帰れと言う。
人間と動物のものの哀れがこれほどまでに違うのかと思わされた出来事でした。

川を泳いでいる蛇も持ってくるんです。みんな逃げるのに
優しいんだか嫌がらせしてんだか・・・
今は懐かしい思い出です。また飼うんだったらシェパードです。

ご主人が帰ってくる時間になると犬舎から出てその方向をじっと見つめて動きません。
名前を呼ぶと一応来るんですが直ぐに元のところへ

大型犬ならではの愛情の深さのようなものがありました。
どんなときでもちゃんとご主人様を守ります。と言ってるようでした。
私たちが主人にわざと持っているものを振り上げようものなら低くうなって威嚇するんです。

私にはさすがに言いませんが子供が蹴ろうとしたら襲い掛からんばかりに身構えます。
さすがに家のものには噛みついたりする事はありませんでしたが
下の子がまだ小さくおんぶしてと言い背中に乗ろうとしたら激しく体当たりをして行くんです。転がっていましたねチビさんは(笑)

あの頃あんなに小さな子だったのに今ではシェルティーにぞっこんです。
行ってきますから、ただ今まで撫で回して・・・ワンコは鬱陶しいと言わんばかりの態度
でハイハイと言っているようです。

読んで頂いてありがとうございました。
テーマ: 犬と子供のいる生活 -  ジャンル: ペット
by シェイドオブペール  at 23:57 |  未分類 |  comment (15)  |  trackback (1)  |  page top ↑

ミラボー橋で

ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ
われらの恋が流れる
わたしは思い出す
悩みのあとには楽しみが来ると

日も暮れよ、鐘も鳴れ

月日は流れ、わたしは残る

             手に手をつなぎ 
                  顔と顔を向け合おう
              こうしていると 
                  二人の腕の橋の下を
        疲れたまなざしの無窮の時が流れる

             日も暮れよ、鐘も鳴れ
          月日は流れ、わたしは残る

   流れる水のように恋もまた死んでいく
     命ばかりが長く
       希望ばかりが大きい
         日も暮れよ、鐘も鳴れ
          月日は流れ、わたしは残る

  日が去り 月が 過ぎた時も
             昔の恋も 二度とまた帰って来ない
      ミラボー橋の下をセーヌ河が流れる

           日も暮れよ、鐘も鳴れ
          月日は流れ、わたしは残る

      詩集「アルコ ール」(1913)収録                        [堀口大學訳]


この詩が好きでうろ覚えの内容を書いてみました。最初の一行だけが
あっていて後はでまかせ。

そこでググッて見ました。

ギョーム・アポリネール
(Guillaume Apollinaire, 1880年8月26日 - 1918年11月9日)

私の好きなこの詩は、有名な画家マリー・ローランサンとの恋の終焉を
綴ってシャンソンとして歌われたそうです。

この詩が収められている『アルコール』は句読点を一切使われていない
文体になっているそうです。

印象派批判主義「キュビスム」の先導者であり後に「シュルレアリスム」と名づけたそうです。
名前は知っていましたが、彼については知らないことばかり

「マルキ・ド・サド」サド侯爵のサディズムを批評家として賞賛していた事は知っていましたが、本人もそうだと知って驚きました。

ま、読みたいとは思いませんが何故私がこの詩が好きなのかも・・・
今思えば謎です。
その当時何かあったんでしょうか。

思い出すことが出来ません。きっと何かにかぶれていたのでしょう。
それしか思いつきません。

それでもこの詩が好きなことには代わりがありません。

色々調べてみるとピカソやシャガールなど錚錚たるメンバーと一緒だったということそれに「モナ・リサ」の盗難事件の犯人として逮捕され無実という事で一週間で釈放されたという事実。

「モナ・リサ」が盗まれたという事も始めて知りました。
たった一つのことで見識が広がりました。

これ以上恥をかかないためにもこの辺でアポリネールにお別れしたいと思います。

読んでいただいてありがとうございます。


テーマ:  -  ジャンル: 小説・文学
by シェイドオブペール  at 00:20 |  未分類 |  comment (6)  |  trackback (0)  |  page top ↑